水泳 2005 2 16
水泳は、本で勉強しても、泳げるようになりません。
いくら本で勉強しても、いざプールで、深そうな水を見ると、
やはり、恐くなって泳げないのです。
最近、個人投資家は、「押し目買い」が多いですね。
分足チャートを見れば、株価が下落し、谷のような形になっています。
こうした分足チャートだけで判断すれば、「押し目買い」は簡単だと思うでしょう。
しかし、現実は簡単ではないのです。
板情報を見れば、少し、まとまった「売り」で、
いつもより「板」が薄くなっています。
しかも、「買い板」も薄くなっています。
分足チャートでは、ここが「押し目」のように見えても、
これでは、本当に、ここが底になるのか、不安になるのです。
もっと株価が下がるのではないかと、恐くなって眺めていると、
急に、「買い板」が厚くなって、株価が上昇してしまうのです。
こうなったら、後から追いかけても、株価の上昇に追いつけないのです。
「幸運の女神には後ろ髪がない」と言われますが、正に、このことでしょう。
だからといって、チャンスならば何でも飛びつくのでは、
蛮勇と言われます。
こうした「押し目買い」は、分足チャートで勉強するだけではダメです。
実際に経験しないと、「押し目買い」の技術は身に付かないものです。